フェムト秒レーザーの集光照射によってガラス内部に誘発されるプラズマ電子波と、 励起レーザーとの干渉により生じるプラズマ電子との干渉を利用することで ナノサイズの周期細線構造が描画できることを確認しました。
この現象を利用することで、シングルビームのレーザー照射により、 光の干渉だけでは作製困難な数十ナノサイズのナノグレーティングを 形成することが可能です。
同様な周期構造は、ガラスに限らず単結晶内部においても 形成することができ、透明材料へ三次元分光・偏光制御機能を付与する新しい方法として 期待されます。
フェムト秒レーザーの集光照射によって、 石英ガラス内部の局所的な屈折率が変化する現象を、 長期保存が可能な光ストレージに応用する研究を企業と共同で実施してきました。 |
長期保存可能な光ストレージ開発
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さらにこの現象を発展させ、複屈折を利用した5次元光ストレージの応用研究も実施しています。 |
5次元光ストレージへの応用
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