フェムト秒レーザーと物質の相互作用に対する第一原理量子ダイナミクス計算
First-principles quantum dynamics calculations for interactions of femtosecond laser pulse with materials
筑波大学計算科学研究センター
矢花 一浩 教授
日時： 2015年1月15日（木）10:30~11:30
場所： 京都大学イノベーションプラザ棟1階会議室
高強度なパルス光と誘電体の相互作用を理論的に調べるためには、ミクロな視点では光電場による電子の非線形な量子ダイナミクスを記述し、マクロな 視点では高強度な場に有効となる分極と電場の構成関係式が必要とされる。我々は、計算物質科学の手法である時間依存密度汎関数理論に基づく第一原理計算の 手法を発展させ、フェムト秒レーザーと誘電体の相互作用の解明に取り組んでいる。セミナーでは、この新しいアプローチの現在の到達点と今後の展望について 紹介する。